代表挨拶

『信州の星野』に誇りをもって世界へ。

[星のや軽井沢]がある場所には、その昔、星野温泉旅館がありました。その裏手に自宅があり、私はそこで育ちました。幼少期は祖父母が隣の家に住んでおり、春になると祖父に朝5時に起こされ、探鳥会に連れていかれたものです。
当時の私にとって、現在「星野エリア」と呼ばれている場所は遊びのフィールドで、塀や壁などの境界線が何もない森のなかを自由に駆け回っていました。そのような環境で育った私は、軽井沢の自然環境や四季折々で変わる景色の表情は感覚的に把握していますし、『信州の星野』であることを誇りに思っています。
信州人は勤勉で、いい人が多いです。そして、信州のリンゴは世界一おいしいというのが、私の持論です。価格もそれに見合うものであっていいはずですが、そうではない。おいしいリンゴを育てることへの誇りと技術は高いのに、アグレッシブに儲けようとはしません。信州が豊かな自然環境に恵まれ、都市部にも近く、農産物の物流がしやすく、観光客も来やすいといった抜群の環境が整っているからなのかもしれません。
しかし、これだけでは時代に取り残されてしまいます。人口が減少していくなかで、自然と産業も縮小していきます。世界一のリンゴを生産する農家には、リンゴ農家として世界一の収入が上がるようにしないと、持続できない時代になると感じるのです。
[星野リゾート]は、世界で通用するホテル運営会社になりたいという夢を持っています。アグレッシブに、でも信州人らしい勤勉さを忘れず、実力をつけていきます。これから海外でのホテル運営を手掛ける機会も増えていきますが、私はどこへ行っても『日本の星野』ではなく、『信州の星野』をアピールしています。『信濃の国』を歌うことができるプライドは、いつまでも大切にしたいと考えています。

KURA 8月号一部参照

星野リゾートが大切にしている職場環境。

私たち星野リゾートが大切にしているのは、「言いたいことを、言いたい相手に、自由に言える環境」であり、「やりたいことに自由に挑戦できる環境」。つまり、それぞれが持てる力を100%発揮できる環境をつくることです。
上司の指示が絶対だったり、自らの自由な発想や発言・行動が人事評価で不利益につながったりする環境では、自分の力を十分に発揮できません。年齢や勤務年数、ポジションに関係なく、自ら発想して行動できる環境づくりを目指しています。

挑戦する自由、挑戦しない自由。

スタッフには任された仕事を全うする責任はありますが、それ以上のことを強制するのはよくないと思っています。人によって持てる力も違えば、やる気も経験も興味の対象も違います。みなに同じように創造性を発揮するよう求めることは、フラットな組織文化とは相容れません。会社の期待に応えなかったことが評価に結びつき、本人が『やりたくない』と言えなくなることのほうが問題です。個人の事情を無視して無理強いしても、長続きしません。結果、会社のためにも本人のためにもならないでしょう。
星野リゾートの管理職は、立候補によって決まります。やる気のある人がマネジメントに自由に挑戦できる仕組みです。一方で、マネジメントから降りるのも自由。興味関心の変化や、個人や家庭の事情などでマネジメントから離れるという選択も可能です。ライフステージに合わせて自由にキャリア設計できる、年功序列によらない体系を取り入れています。

成長し続ける『信州の星野』であなたも一緒に。

壮大な夢は持ちつつも、私たちの組織はまだまだ未熟です。お客さま、お取引会社さま、そして地域の皆さまのご意見やお叱りをいただきながら成長する必要があると思っています。
これからも、「夢は大きく、運営は地道に」を心がけ、日々努力していきます。
星野リゾートの志に共鳴していただける皆さまからのご応募をお待ちしています。

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